安井武雄「野村證券本店(日本橋野村ビル)」 ― 2008/04/26 18:27:57
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2008年4月12日撮影
野村證券本店(日本橋野村ビル)
設計:安井武雄
中央区日本橋1-9-1
1930年
安井建築設計事務所
【参考文献】
倉片俊輔、斉藤理(監修・執筆)「東京建築ガイドマップ-明治 大正 昭和」エクスナレッジ(2007年)
2008年4月12日撮影
野村證券本店(日本橋野村ビル)
設計:安井武雄
中央区日本橋1-9-1
1930年
「日本橋」の際に建つ野村證券の本店ビル。もともと野村は大阪が本拠地で、「日本橋野村ビル」は東京進出のシンボルとされていたそうです。
設計の安井武雄(1884-1955)も大阪を中心に活躍した建築家です。本ビル設計以前にも、関西で野村のビルを幾つか手がけています。個性的な作風で知られ、当ビルも代表作の一つです。
茶色と白のコントラスト、直線と曲線の組み合わせが、独特の感覚を生んでいます。とても奥に細長い建物ですが、建物後部は増築されたものです。増築の違和感はありません。
写真にはあまりうまく入りませんでしたが、屋上の塔も特徴的です。
バリバリの現役本社ビルであり、日本橋の景観の一部でもあります。ですから、再開発からは、当分は安泰でしょう。
【参考サイト】安井建築設計事務所
【参考文献】
倉片俊輔、斉藤理(監修・執筆)「東京建築ガイドマップ-明治 大正 昭和」エクスナレッジ(2007年)
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