Google
 

di Lasso/Ockeghem(DVD)2007/03/26 01:01:31

音楽DVDの感想です。

Orlando di Lasso, "Lagrime di San Pietro", The Consort of Musicke.
Johannes Ockeghem, "Missa pro defuctis", The Hilliard Ensemble.
Silver Line Classics, 80014, Cascade GmbH

 高田馬場駅改札前の催し物売り場で税込み1,029円で買いました。通販などで20枚一組で売られている"Silverline Classics"の中の一枚「ディラッソ/オケヘム」ってのと同じものだと思われます。

 前半は"The Consort of Musicke"による"di Lasso"(ディ・ラッソあるいはラッスス)の"Lagrime di San Pietro"(聖ペテロの涙)。"Consort of Musicke"が、「中世をイメージした舞台衣装」みたいな格好をして教会で歌っているのですが、曲間にお兄さんのパントマイムが入ります(教会に迷い込んだら、音楽が聞こえてきて驚く、といった設定のようです)。

 後半が"The Hilliard Ensemble"による"Ockeghem"(オケゲム)の"Missa Pro Defunctis" (死者のためのミサ曲)。"Hilliard Ensemble"が教会の2階(?)で歌う(普通にスーツにネクタイ姿)のに合わせて、1階では、レオタード姿のお姉さん達(と美少女)が不思議なダンスを踊ってくれます。

 チョット不思議な映像ですが、発売元はドイツの"Cascade GmbH"。映像は、RTSIというスイスのイタリア語放送局の制作のもののようで、"Consort of Musicke"が1985年、"Hilliard Ensemble"が1990年と出ています。普通だったら、作者ゆかりの地の映像とか挟まると思うのですが、低予算でそれも無しだったって感じですね。それとも、プロデューサーやディレクターには前衛的な(?)意図があったのかな?

 特典に、パンフルートの演奏(音のみ、映像はボッティチェリの絵が固定)がついています。

 古楽のDVDなんて珍しいので話の種にどうでしょうか。