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辰野金吾・葛西万司「旧盛岡銀行本店」2009/10/13 04:55:17

辰野金吾・葛西万司「旧盛岡銀行本店」(2009年10月10日撮影)

2009年10月10日撮影
旧盛岡銀行本店(現岩手銀行中ノ橋支店)
設計:辰野金吾・葛西万司
岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2番20号
竣工:明治44年(1911年)4月

盛岡市中の橋の西側に旧盛岡銀行本店があります。平成6年(1994年)国の重要文化財に指定をうけるながら、)現在も岩手銀行の中ノ橋支店として利用されています。

一見して、レンガ造りが「東京駅みたい」なわけですが、その通り、辰野金吾と葛西万司の設計です。

以下説明文から。

「この建物は、旧盛岡銀行として明治四十四年四月に竣工しました。設計者は日本銀行本店、東京駅などを手掛けた明治洋風建築界の権威、辰野金吾博士と盛岡出身の葛西萬司工学士の両氏のてによるもので「赤レンガ」の愛称で親しまれています。
構造等は、一部三階建てとなっておりその床面積は千二十平方メートルに達し煉瓦組積造のルネサンス様式で統一されております。外部は白色花崗岩によりバンドを巡らして横線強調し採光用のドーマー窓とドーム屋根を組合せて、凹凸の多平面計画で建物に陰影をつける等、同様式の特徴を顕著に現しております。特に内部は一、二階の吹き抜けや木製の飾り柱のコリント様式柱頭、天井は石膏くり型、各室入口枠の彫刻など意匠に富みクラシカルな雰囲気を作り出しております。
建築当時の姿を完全な形で伝え、且つ現在も創建当初の目的でしようされている建物の重要文化財指定は、全国でも最初のものであります。」

【参考サイト】
岩手銀行トップページ
ホーム > お楽しみコンテンツ > 県内の文化遺産 |中ノ橋支店のご紹介
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【参考文献】