松田平田設計事務所、横河工務所(松井貫太郎)「日比谷三井ビルディング」 ― 2007/06/02 07:35:46
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日比谷三井ビルディング
松田平田設計事務所、横河工務所
千代田区有楽町1-1-2
1960年
(2007年5月26日撮影)
倉片俊輔、斉藤理(監修・執筆)「東京建築ガイドマップ-明治 大正 昭和」エクスナレッジ(2007年)
日比谷三井ビルディング
松田平田設計事務所、横河工務所
千代田区有楽町1-1-2
1960年
(2007年5月26日撮影)
三信ビルの向かいにあるオフィスビルです。三井住友銀行本店(竣工時に三井銀行本店が日本橋の三井本館から移転してきました)や旭化成東京本社などが入居しています。
チョッと古いただのオフィスビルだと思っていたのですが、実は、横河工務所の担当は三信ビルの設計者である松井貫太郎で、30年後の遺作なのだそうです。
申し訳ない。侮っていました。水平線が強調されたデザインは、三信ビルとも共通し、両者を違和感無く隣接させています。右の写真など、非常に美しいと思いませんか?
三信ビルと一体の再開発が決まっていて、既に三井住友銀行は本店の移転を発表しています。地下商店街のテナントは殆ど撤退していて、シャッターばかりが目立って、閑散としていました。
機能を求められるオフィス建築ですから、建て替えはやむを得ないんですが、50年足らずで寿命というのはいかにも短いと思います(何せ自分の方が年寄りだ)。
日比谷を訪れる機会があったら、このビルをちょっと見上げてやって下さい。
【参考文献】倉片俊輔、斉藤理(監修・執筆)「東京建築ガイドマップ-明治 大正 昭和」エクスナレッジ(2007年)
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